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えこさぽ活動報告 ~せせらぎスクール~

CSRの一環で行っている自然体験学習サポートのことを、FRSでは「えこさぽ活動」と呼んでいます。



2025年8月3日(日)に、子どもたちとその保護者が川での体験を通じて、生き物や自然環境について学ぶ自然体験型の環境学習イベント「せせらぎスクール(主催:ゆうべつアウトドアクラブ Yu-Pal)」が開催されました。

FRSからは技術部のメンバー3名がスタッフとして参加しました。

川の環境を学ぼう!

午前中は「川の環境を学ぼう!」をテーマに、川虫や魚の調査を実施。参加者は上流・中流・下流の3つのエリアに分かれ、班ごとにフィールドワークに出発しました。

各エリアを約20分ずつローテーションしながら、川にすむ生き物たちを観察・採集します。当日は川の水がやや濁っており、

「魚が見つかるかな?」

と少し心配する声もありましたが、実際には小さな魚やエビ、ザリガニ、カニ、川虫など、たくさんの水生生物に出会うことができました!

網を使って生き物を採集する活動では、子どもたちが夢中になって川の中を探し回り、

「こんなの見つけたよ!」

「これは何の虫?」

と大盛り上がり。

講師による湧別川の生き物紹介や水質調査の解説にも、参加者たちは興味津々の様子でした。

自然のなかで遊ぼう!

午後は、川釣り体験やカヌー試乗、植物観察など、自然とふれあいながら楽しめるプログラムが盛りだくさん。

FRSチームは、川沿いの植物観察を担当しました。

活動はビンゴ形式で実施し、指定された9種類の植物を親子で協力して探します。

「似たような植物が多くて難しい…」

という声も聞かれましたが、葉の色や形、花の咲き方などをじっくり観察しながら見分ける子どもたちの集中力には、スタッフも驚かされました。

ビンゴが完成して

「やったー!」

と喜ぶ子どもたちや、保護者と一緒に楽しむ姿がとても微笑ましく、植物観察が楽しい思い出になったことが伝わってきました。

活動の最後には、湧別川に見られる在来種と外来種の違いや、外来種がどのように侵入してくるのかについても紹介。自然環境について考えるきっかけづくりとなりました。

自然を感じ、学ぶ一日

天候の影響で一度は延期となった本イベントですが、無事に開催され、子どもたちが自然の中で笑顔いっぱいに学び・遊ぶ姿を見ることができたのは、大変意義深いことでした。

このような自然体験を通じて、身近な環境を大切にする気持ちが育まれ、将来の環境保全につながっていくことを願っています。

また、私たちにとっても、多様な生き物や植物が共生する湧別川の豊かさをあらためて実感する、学びの多い一日となりました。

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