- レーダー調査
見えない動きを捉える。レーダー技術による次世代環境アセスメントへの挑戦
レーダー×AIで環境モニタリングの未来を切り拓く
当社では、Sバンド・Xバンドレーダー技術を活用し、洋上風力発電事業における環境アセスメント(事業が周辺環境に与える影響を調査・予測・評価すること)の新しい可能性に挑戦しています。
特に、鳥類や船舶のモニタリング調査を対象として、より精度の高い観測・解析技術の開発を進めています。
現在、当社では汎用船舶レーダーを独自に改造し、通常は取得が難しいIQデータを含む生データを完全に取得・解析する技術の開発に挑戦しています。
目指しているのは、生データとAI解析を組み合わせることで、対象物の高精度な自動識別や三次元的な動態把握(3D化)を実現し、さらに風力発電設備の建設前後における鳥類等の行動変化を定量的に評価できる長期・統合モニタリング体制を確立することです。
こうした取り組みにより、発電事業者をはじめ、地域住民や漁業関係者の皆さまに対して、科学的根拠に基づく客観的かつ再現性の高い説明資料を提供し、再生可能エネルギー事業の社会的受容性向上に貢献したいと考えています。

鹿児島大学・京都大学との共同実験に成功
2026年9月には、鹿児島大学および京都大学との共同研究の一環として、レーダー反射断面積(RCS)が既知のドローンを用いた検出実験を実施しました。
その結果、約8km先のドローンを安定して検出できることを確認し、今後の高精度な対象識別技術の実現に向けて重要な成果を得ることができました。
当社はこれからも、環境調査で培ってきた知見とレーダー技術、そしてAIを融合させながら、新たな技術領域への挑戦を続けてまいります。
FRSコーポレーション株式会社
掲載 2026年9月14日